膵臓がんとは
日本人の死亡原因の中でもワースト3に入る癌。
その癌の中でもトップの死亡率が肺癌で、次に胃癌、大腸癌、肝臓癌と続きます。
そして第4位にあたるのが「膵臓がん」です。
では膵臓がんを知るために、まず膵臓とその働きについて大まかに説明します。
膵臓はみぞおちから少し下がった辺りの、胃の後ろ側にある臓器で、横長の形をしていてそれが横たわった状態にあります。
右側が広く太くなっていて「膵頭部」と呼ばれ、十二指腸に接しており、左側に行くほど細くなっています。
左側部分を「膵尾部」と呼び、膵頭部と膵尾部の間を「膵体部」と呼びます。
大きさは長さ15~20cm、幅3~4cm、厚み2cm位、重さ120g程の比較的小さな臓器で、淡い黄色をしており、ブドウの房のような形をした組織が集合してできています。
中には長細い膵臓を貫く「主膵管」とそこから枝分かれしている「副膵管」が通っています。
膵臓で作られた膵液は、膵管を通って十二指腸に流れ込み、糖質・タンパク質・脂肪の3大栄養素を分解する働きをします。
また膵臓からは糖分をエネルギーに変えるホルモンを分泌しています。
つまり膵臓は、食べた物を消化し糖分をエネルギーに変えるという役割を担っているのです。
その為、膵臓機能が停止すると、体に栄養が補給されずエネルギーが生産されなくなってしまうのです。
さて、この膵臓に発生する悪性腫瘍が膵臓がんですが、膵臓のどの部分に発生するかで「膵頭部癌」、「膵体部癌」、「膵尾癌」と呼び分けられます。
このうち最も多いのが膵頭部癌で、全体の60%、次に多いのが膵体部癌で30%、最も少ないのが膵尾部で10%となっており、中でも膵管に発生しやすく全体の95%が膵管癌で、膵臓そのものである腺房細胞の癌は3~5%に過ぎないと言われています。
膵臓がんは強い浸潤性や転移能があり厄介な性質である上に、お腹の奥にあって分かりにくく、初期症状もあまり見られないため発見が遅れることが多く、膵臓がんであると分かった時には進行が進んでしまっていて手遅れになっていたというケースが非常に多いのが現状のようです。
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